§2 環境をつくる 〜 Apache 〜

■実行させる環境
CGIを動作させるにはサーバーが必要である。だからといって、作成したCGIをインターネットで公開されているサーバーで動作させるのは危険である。 セキュリティホールになる場合もあるし、サーバーをシステムダウンさせる恐れもある。 公開するサーバーにアップするのは、作成したCGIがきちんと 正常に実行できることを確認した後にするべきだ。

公開されているサーバーがダメならば、どこで実行させて確認すればよいのか。 CGI作成を仕事とし生計を立てていくのならば、LANの中にサーバーを設置してローカルで開発・テストできる環境を整えて欲しい。 しかし、LINUXなどでサーバーを設置するには、技術的に難しい面もある。 Webデザイナーなどが副業でCGIを作成したりする場合は、そこまで費用をかけることもできないだろう。

そこで、Windowsパソコンに、WebサーバーであるApacheと、Windowsで動作するActivePerlをインストールして環境を整える。 ただし、この場合はアップするサーバーのOS(UNIXなど)とWindowsの違いを考慮してCGIを作成する必要がある。

■インストールの前準備

(1)Windows95/98/NTの場合は、別途“Windows Installer(InstMsi.exe)” を先にインストールする必要がある。 (WindowsMEおよびWindows2000の場合は不要)

 Windows95/98用 「Windows Installer」
 http://www.activestate.com/download/contrib/Microsoft/9x/InstMsi.exe
 WindowsNT用 「Windows Installer」
 http://www.activestate.com/download/contrib/Microsoft/NT/InstMsi.exe

(2)“InstMsi.exe”はダブルクリックして実行するだけでインストール される。

(3)最初にダウンロードしたファイル“ActivePerl.msi”は自己解凍式 なので、アイコンをダブルクリックしてインストールを開始する。


■Apacheのインストール
(1)下記のサイトからapache_1.3.20-win32-no_src-r2.msiを ダウンロードする。
http://httpd.apache.org/dist/httpd/binaries/win32/

(2)ダウンロードしたファイルをダブルクリックする。

(3)“next”をクリックする。



(4)“I accept the terms in the Licence Agreement”を選択して “next”をクリックする。



(5)Setup Typeの選択で“Complete”を選択して “next”をクリックする。



(6)インストール先の指定だが、規定値の“c:\Program Files/Apache Gruop”で良いので “next”をクリックする。



(7)“Install”をクリックするとインストール作業が開始される。



(8)“next”をクリックする。



(9)サーバー名などを入力するのだが、インターネットで公開しないので 適当な名前で構わない。



(10)“Finish” をクリックして、インストールを終了する。



■設定ファイルの変更

インストール直後のApacheはCGIの実行ができない状態なので、設定ファイルを変更してCGIを実行できるようにする。

(1)設定ファイル“C:\Program Files\Apache Group\Apache\conf\httpd.conf”をメモ帳などの エディタで開く。

(2)サーバー名を設定する。インターネットで公開するわけでもなく、LANの中だけで使用するので名前は“localhost”とする。
ServerName localhost

(3)ディレクトリアクセスの設定でCGIの使用を許す設定に変更する。オプションにCGIを許可するための“ExecCGI”を付け加える。
<Directory "C:/Program Files/Apache Group/Apache/htdocs">
  ・
Options  Indexes  FollowSymLinks  MultiViews  ExecCGI
  ・
  ・
  ・
</Directory>


(4)次にMIMEタイプを定義して拡張子が*.cgiのものだけをCGIスクリプトであると定 義する。コメントを表す#を削除する。
#AddHandler cgi-script .cgi

(5)編集・追加が完了したら最後にApacheを再起動する。

▼設定ファイルのコメント
文頭に“#”がある場合、その行はコメントになる。すでに記述があって コメントになっている場合はそれを外すことにより有効になる。

▼ドキュメントルート
HTMLファイルなどの標準の格納先のこと。
DocumentRoot "c:/usr/local/apache/htdocs"

▼Apacheの起動・停止
起動はスタート→プログラムから行えるが、停止はできない。
MS-DOSプロンプトから下記のコマンドを入力して停止させる。
C:\Program Files\Apache Group\Apache\apache -k shutdown




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