|
パンダは絶滅危惧種に指定されているとよく聞くけど、この絶滅危惧種ってなんのことだろう?
そんな疑問を解決するために調べてみた。
IUCN(国際自然保護連合)という団体が、絶滅のおそれのある野生動物を調査している。
この調査結果をまとめた本が“レッドリスト”と呼ばれ、悲しいことに5000種以上の動物が掲載されている。
絶滅の危険度に応じて8種類のランクが設定されいて、
絶滅危惧種は4番目のランクで“近い将来、野生下絶滅のおそれのある種”となっている。
すなわちジャイアントパンダもレッサーパンダも非常に危険な状態である。
絶滅危惧種のランクには、パンダ以外にもゴリラやトラ、ゾウなど動物園でよく見かける動物たちがリストに載っている。
これを見ると多くの動物たちが絶滅の危機に即していることがわかるだろう。
また、日本版のレッドリストもあり、こちらは環境庁が作成している。
絶滅したニホンオオカミ、危険な状態のアマミノクロウサギやラッコなどがリストに載っている。
■レッドリスト
| 分類(略語) |
分類の基準 |
こんな動物がいます |
絶滅種 (EX) |
最後の個体が死亡した種。 |
フクロオオカミ、フォークランドオオカミ |
野生下絶滅種 (EW) |
本来の生息地以外で飼育により生き残っている種。 |
クロアシイタチ |
絶滅臨海種 (CR) |
ごく近い将来、絶滅する恐れのある種。(成体の生息数が50〜250頭、もしくは生息域が100キロ平方メートル以下で、
ここ10年間あるいは3世代が交代する間に少なくとも80%のものが減少したもの) |
シフゾウ、ジャワサイ、クロサイ |
絶滅危惧種 (EN) |
近い将来、野生下絶滅のおそれのある種。(成体の個体数が250〜2500頭、あるいは生息域が5000キロ平方メートル以下で、
ここ10年間あるいは3世代が交代する間に少なくとも50%のものが減少したもの) |
ジャイアントパンダ、レッサーパンダ、トラ、アイアイ、チンパンジー、ゴリラ、トド、アジアゾウ、アフリカゾウ |
危急種 (VU) |
近い将来絶滅の危機に瀕する種。(成体の生息数が1000〜1万頭、もしくは生息域が2万キロ平方メートル以下で、
ここ10年間あるいは3世代が交代する間に少なくとも20%のものが減少したもの) |
チーター、ライオン、オオアリクイ、ジュゴン
|
希少種 (LRc) |
保護の必要な種。 |
キリン |
希少種 (LRn) |
やがて絶滅に瀕するであろう種。 |
コアラ |
不確定種 (DD) |
分類する上でさらなるデーターが必要な種。 |
アマゾンイタチ |
■日本版レッドリスト(哺乳類)
| 分類(略語) |
分類の基準 |
こんな動物がいます |
| 絶滅種(EX) |
過去に日本にいたことが確認されているが、すでに絶滅したと思われる種、または亜種。 |
ニホンオオカミ、ニホンアシカ |
| 絶滅危惧種(E) |
絶滅の危機に瀕している種または亜種 |
ニホンカワウソ、イリオモテヤマネコ |
| 危急種(V) |
絶滅の危機が増大している種または亜種。 |
アマミノクロウサギ
|
| 希少種(R) |
存続基盤がぜい弱な種または亜種。 |
ラッコ、ホンドモモンガ、ヤマネ |
絶滅のおそれのある 地域個体群(Lp) |
保護に留意すべき地域個体群で、絶滅のおそれが高いもの。 |
ニホンザル、ニホンツキノワグマ、エゾヒグマ、ニホンカモシカ、ニホンリス |
■参考リンク
IUCN[国際自然保護連合](英語)
IUCN[国際自然保護連合](外務省の資料)
日本版レッドリスト 哺乳類
|